棚田の豊かな土と命を感じる野菜づくり

私たちは、2006年に大原に移住し農業をはじめました。
当初から農薬や化学肥料を使わない農業をしていましたが、2009年に有機JASの認証をすべての圃場で取得し、以来一貫して有機JASの基準を満たす有機農業をしています。

大原でも三千院のある魚山の麓にひろがる棚田があります。
この棚田は地元では「つくだの棚田」と呼ばれています。
美しい棚田の風景に心動かされ、「つくだ」を私たちの農園名にしました。

何100年もの歴史あるつくだの棚田は、魚山からの伏流水が流れる豊かな水脈があります。
また、深くて柔らかい土は様々な野菜を優しく大きくそだててくれます。
季節を問わず朝露が降り、寒暖差があるこの棚田は、野菜の色、香りをつよく引き出してくれるように感じています。

鹿や猪、ネズミやハクビシンなど動物たちに囲まれて、攻防する賑やかな日々。
また、畑の中にはイモムシやアブラムシ、それを狙うテントウ虫や蜂やカマキリ、カエルなどたくさんの生き物が息づいています。
動物や虫たちは時には悪さもしますが、いろいろな生き物がいる事で畑やひいては里全体のバランスが取れるというもの。農業をする私たちもそのバランスの一つとなって、出過ぎずにいたいと思っています。

命の豊かさが、野菜の美味しさにもつながると信じて。

研究をきっかけに野菜と向き合う

つくだ農園のはじまりは、社会学の研究でした。
人と田畑の関係づくりと、農薬や化学肥料に頼らない昔ながらの野菜づくりがテーマでした。
自分たちで育てた野菜の美味しさに感動し、本格的に有機農家の道へ。
有機JAS認証を取得し、今では京野菜を中心に年間約40種類の野菜を育てています。

よりおいしいを探す
野菜を「観る」ということ

自分たちが食べて美味しいと感じる野菜をつくることを軸に、農薬や化学肥料を使わない有機栽培を行っています。
野菜が元気に美味しく育つように、つねに「観る」ことを心がけ、野菜が今してほしいことに答えることを大切にしています。