雑記2009年01月31日

はじめまして。つくだ農園です

はじめまして。
ヴィレッジ・トラスト・つくだ農園を経営している渡辺雄人と民といいます。

長い名前でごめんなさい(笑)

名前に思いを託しています。
でもその意味についてはまた今度。

今回は、農園と畑の紹介をしたいと思っています。
私たちは、京都の山村、大原で農薬と化学肥料を使わない農業をしています。
田んぼは合鴨農法。
畑には野菜が常時15~20種。
京野菜や一般的な野菜の他に、変わり種の野菜も作って楽しんでいます。

さて、場所です。

京都大原、三千院。
新緑と紅葉で有名なこのお寺のすぐ近くに、つくだの棚田と呼ばれる美しい棚田があります。


石垣で築かれたつくだの棚田。魚山を望んで。

私たちの農園はこの棚田にあります。
つくだ農園の「つくだ」も棚田から頂いた名前です。

名前を頂くくらい、この棚田に執着しています(笑)

ぼろっちい水路も、道も、草も、小さな小屋も、向かいに見える山も、
後ろに見える石垣も、土も、イモリも、カエルも大好きです。

どうしてこんなに好きなのだろう、と自分でも不思議なくらいです。

例えば、つくだの棚田のあぜ道に立っていると、
あちら側とこちら側の山々の懐に抱かれているような感覚を覚えます。
そしてそのまま自分が地面深くに埋もれていくような映像が頭に浮かびます。
それはそれは心安らかで、幸福な気持ちになります。
それぐらい、というか、言葉では尽くせないような感覚でつくだの棚田が好きです。

ほんとうに、いつの間にやら、好きになっていました。
なんでだろう。

ちょうど4年前。
はじめてこの棚田で野菜作りを始めたとき、畑の中には木が生えていました。

貸して頂いた畑は、30年耕されずにそのまま眠っていた畑だったのです。
当時大学院生だった私と、当時もいまも大学院生の夫は、
大学の先生や自分たちの友人と一緒になって畑を”開墾”することとなりました。

忘れもしません。

畑の真ん中にはえてしまったその木を、根っこから掘り起こそうとして鍬をたてると、
ボキッ!と鍬の歯が折れてしまったことを。

そんなふうにして、やっと開いた畑で、はじめての野菜作りを
私たち夫婦(その当時はまだ夫婦じゃなかったけど)は始めました。

(今は野菜作りは主には夫の仕事で、私は他の仕事をしています。大原で。)

当初から農薬や化学肥料を使わない農業を目指してきました。
農薬や化学肥料の使い方を知らなかった、という大きな理由もありますが、

「自分たちが食べるものをつくる土や水、
こどもたちの遊び場でもあるこの棚田を薬品漬けにしたくない」

という本能のような気持ちが働いたからです。


春のつくだ。菜の花と桜。草生を望んで。

野菜作りがいつしか農業になってきた今も、
農薬も化学肥料も使わない野菜作りを続けています。

私たち夫婦は、田畑と一緒にここまでやってきました。
つくだの棚田に育まれたといっても過言ではありません。

これからも、つくだの棚田といっしょに農業をしていきます。

つくだのうた。
いろんな角度から、私たちの生活や農業の話をお伝えしていきます。

どうぞよろしくおねがいします。

(民)

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